花束

2005年10月25日
友達と三人で晩御飯を食べに行った。
そこのピザがとても美味しいみたいで、早速頼んでみる。
うん! 確かに美味しい☆…のだが??
たぶん高いチーズか特殊なチーズを使っているみたいで、途中でしんどくなってリタイア。
ローマに行った時にも思ったのだけど、口に合うのは「日本人の味覚にあわせて作ったイタリア料理」であって、
全てにおいて本場の味が一番!ではなかったのだ。
ということは?
イタリア人がイタリアで経営されている日本料理に馴染んでいて、日本へ旅行に来ました。
やっぱり、お寿司・天ぷら…「イタリアの方が美味しいよ〜。」って思ったりするのだろうか??

帰り道、Yちゃんに
「S君と偶然会ってねー。今度ご飯食べに行こ!っていう話になってるからよろしくね!」
って言われてふと思い出した。
Yちゃんも知っているのだけど、S君は高校の時に私の事を好きでいてくれた人なのだ。
年末、私の住む遠い町まで、天気が悪くて寒い中会いに来てくれたな。
自分の事しか考えてなかった私は、ここまで来るまでに至った彼の気持ちを考えず
「何もこんな中来なくたって…。」と思った記憶がある。
今はもう分かるけど、そんな中でも伝えたい思いが彼を動かしてたんだろう。
残念ながら付き合う事にはならなかったのだけど、印象に残る出来事だった。

そんなS君から、私はもう一つ印象に残るものをもらっている。
季節はさかのぼり、
吹奏楽部だった私は、夏に定期演奏会の時に生まれて初めて男の子から花束をもらった。
普通、花束やプレゼントは受付で渡して客席には持ってこないもの。
ところがS君は客席に持ち込んでいたようで、演奏会が終わった後、
客席から舞台の上にいる私にバラとカスミソウの花束を渡してくれたのでした。

片思いをするのはとても楽しい。
でも、片思いをされるのはどこか荷が重くなるという厄介な性格の持ち主だった私だけど、こればっかりは素直に嬉しかった。
男の子が演奏会だなんて興味ないだろうにわざわざ聞きに来てくれた事も、その時はしっかり考えて感謝したのを覚えてる。

その花束は後にドライフラワーとなりポプリに変化した。
ちょうどポプリになった頃に告白されたような気がする。

そんなS君も結婚して家庭を持っている訳だけども。
また再会できるなら、いろいろお話してみたい気持ちでございます。
あぁ、青春の日々。

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